プログラム
・オンライン講義:9月27日 (火)~28日(水) (終了しました)
・実機講習:9月29日 (木)、9月30日(金)、10月4日(火) のいずれか 1日程 (終了しました)
*実機講習は定員 (1コース5名程度) を設けて先着順とし、定員を越えた場合は第2希望以下のコースとなります
9月27日 (火) 講義1日目 : 蛍光X線分析の基礎
9:30– 10:20 蛍光X線分析入門 【東理大名誉教授 中井 泉】
これだけは知っておきたい蛍光X線分析の基礎の基礎
10:25–11:15 蛍光X線スペクトル 【東理大 国村 伸祐】
X線スペクトル強度比の測定法 (EDX, WDX) による違い、蛍光X線スペクトル (EDXスペクトル) をみる際の注意点を知ろう
11:20– 12:30 蛍光X線分析装置 【リガク 本間 寿】
測定技術のワンランクアップのために ブラックボックスの理解をめざそう
13:30 –14:20 よりよいスペクトルの測り方、読み方 (定性分析) 【マルバーン・パナリティカル 山路 功】
最適な測定条件の選択方法と定性分析の手順を理解しよう
14:25–16:05 定量分析 【島津製作所 西埜 誠】
定量分析の原理と注意事項、特にFP法の本質を理解しよう
16:10–16:50 蛍光X線分析用標準物質 【麻布大学 中野 和彦】
標準物質の種類やその入手方法、蛍光X線分析における標準物質の適切な使用方法を知ろう
9月28日 (水) 講義2日目 : 蛍光X線分析の応用
9:30–10:30 試料調製法 【リガク 本間 寿】
良いデータを得るための試料調製法のコツを知ろう
10:35–11:05 検量線法による定量の応用事例 【アワーズテック 永井 宏樹】
土壌など実試料分析のテクニックについて
11:10–11:50 X線顕微鏡 【堀場テクノサービス 駒谷 慎太郎】
X線をどうやって集光するか、どのような試料の何がわかるのか
11:55–12:35 SEM-EDS分析 【日本電子 森田 正樹】
SEM-EDSはXRFとどう違い、どこまで分析できるか
13:30–14:10 全反射蛍光X線分析 【大阪公立大 辻 幸一】
蛍光X線による超微量分析法の原理と応用
14:15–14:55 膜厚の測定 【日立ハイテクサイエンス 泉山 優樹】
めっきなどの薄膜の厚みをどのように測定するか
15:00–15:40 ハンドヘルド蛍光X線分析計 【リガク 齋藤 庸一朗】
オンサイト環境分析・金属材料等の受け入れ検査・産廃リサイクル分野におけるスクリーニング分析
15:45–16:15 卓上型XRF装置による食料品関連試料の分析【ブルカー 柴田 康博】
16:20–16:50 情報科学と蛍光X線スペクトル【大阪公立大学 松山嗣史、辻幸一】
ベイズ推定、最尤推定、機械学習の基礎を学んでX線スペクトルを理解しよう
実機実習【一部のメーカーについては 未確定】
申込みフォームから希望する実習コースを第2希望まで選択ください。
《実機講習を希望する方へ》
各メーカーの担当者が、実際の装置を使って蛍光X線分析の講習を行います。
以下の (1)~(12) の実機講習コースから1つ選択してください (第2希望まで選択してください)。実機講習は定員 (1コース5名程度) を設けて先着順とし、定員を越えた場合は第2希望のコースとなります。
装置 【メーカー: 日程, 場所】
(1) EDX 【島津製作所: 9/29(木) 10:00~17:00, 京都】
(2) EDX 【日本電子: 9/29(木) 13:00~17:00, 東京】
(3) EDX 【マルバーン・パナリティカル: 10/4(火) 10:00~16:00, 神戸】
(4) EDX 【日立ハイテクサイエンス: 9/29(木) 10:00~13:00, 東京】
(5) WDX 【ブルカー: 9/30(金) 13:00~17:00, 横浜】
(6) WDX 【リガク: 9/29(木) 10:00~17:00, 東京】
(7) WDX 【マルバーン・パナリティカル: 9/29(木) 10:00~16:00, 東京】
(8) X線顕微鏡【堀場: 9/29(木) 13:00~17:00, 東京】
(9) 薄膜分析【日立ハイテクサイエンス: 9/29(木) 14:00~17:00, 東京】
(10) JIS K0470に準拠した土壌分析・軽元素分析【アワーズテック: 9/29(木) 13:00~16:00, 大阪】
(11) ハンドヘルド蛍光X線分析計【リガク: 9/29(木) 13:00~16:00, 東京】
(12) 全反射蛍光X線【アワーズテック: 9/29(木) 13:00~16:00, 大阪】
実機講習内容
・ EDX分析
【(1) 島津 (2) 日本電子 (3) マルバーン・パナリティカル (4) 日立ハイテクサイエンス】
実際のEDX装置を使って蛍光X線分析の基本を学びます。応用として機能性材料、プラスチック、環境試料等、様々な試料を迅速・簡便に分析する方法、そのノウハウなどを実習します
・ WDX分析
【(5) ブルカー (6) リガク (7) マルバーン・パナリティカル】
実際のWDX装置を使って蛍光X線分析の基本を学びます。応用として機能性材料、プラスチック、環境試料等、様々な試料を迅速・簡便に分析する方法、そのノウハウなどを実習します
・ X線分析顕微鏡 【(8) 堀場】
数10 µmの分解能を持つX線分析顕微鏡で、電子部品や生物など様々な試料の元素分布の観察方法を実習します。微小部における異物の同定やFP定量も併せて行います
・ 薄膜分析 【(9) 日立ハイテクサイエンス】
nmから μmオーダーの合金・多層薄膜の膜厚・組成の同時測定を、マイクロビーム蛍光X線分析装置を用いて実習します。薄膜FP法や薄膜標準物質についても学びます
・ JIS K0470に準拠した土壌分析・軽元素分析【(10) アワーズテック】
JIS K0470:2008 に準拠した土壌分析を行います。また併せて土壌中の軽元素分析も行います。
・ ハンドヘルド蛍光X線分析 【(11) リガク】
ハンドヘルド蛍光X線分析装置を用いて、環境・リサイクル分野におけるスクリーニング分析を行います
・ 全反射蛍光X線分析 【(12) アワーズテック】
ポータブル型の全反射装置を使用して、超微量分析用試料調製法のノウハウ(器具、水、試薬、塵よけの簡単な工夫、洗浄法、試料乾燥法など)、内標準法によるppbレベルの定量分析、土壌浸出液および毛髪の元素分析などを行います